WBSS(ワールドボクシング・スーパーシリーズ)の準決勝で戦うのが、
ゾラニ・テテ(南アフリカ)とノニト・ドネア(フィリピン)。
この試合に勝ったほうが、井上尚弥VSエマヌエル・ロドリゲスの勝者と決勝戦を戦う事になります。
テテVSドネア、
「11秒KO男」VS「フィリピンの閃光」
ワクワクしますね!
もう、今すぐに見たい!
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ゾラニ・テテとノニト・ドネアのデータ比較
名前 | ゾラニ・テテ | ノニト・ドネア |
出身国 | 南アフリカ共和国 | フィリピン |
身長 | 173cm | 168cm |
リーチ | 182cm | 173cm |
スタイル | 左ボクサーファイター | 右ボクサーファイター |
試合数 | 31 | 44 |
勝利 | 28 | 39 |
KO勝ち | 21 | 25 |
負け | 3 | 5 |
二人とも試合数が多くキャリアがあります。
テテのリーチの長さは異常です。
ドネアはかなり踏み込まないと、テテの間合いに入れない展開になります。
ドネアのスピードが大事になりますが、そのスピードが今のドネアにあるのか?
ゾラニ・テテのWBSS一回戦の結果と感想
2018年10月13日、WBSSバンタム級一回戦でミーシャ・アロイヤンと対戦したテテは、
3-0(114-111、114-111、114-110)で12回判定勝ちを収めました。
この試合は、テテのジャブが冴えていて距離を支配し続けました。
ただ、両者決めてを欠いて、あまり見せ場はなかったように思いました。
テテはKO勝ちを無理して狙うタイプでは無さそうですしね。
ノニト・ドネアのWBSS一回戦の結果と感想
2018年11月3日、
WBSSバンタム級一回戦でWBA同級スーパー王者ライアン・バーネット(英国)と対戦したノニト・ドネアは4回TKO勝ちを収めました。
内容としては、王者バーネットが4回に腰を痛めて棄権するという衝撃の結末。
見ているこっちにまでバーネットの無念さが伝わってきて、悲しい気持ちになりました。
試合後に、勝利したドネアがバーネットを気遣うコメントが粋です。
「戦士としてファイターとして、バーネットは素晴らしいファイターだった。序盤は私にプレッシャーをかけ続けてきた。勝ちは勝ちだが、私の望んでいた勝利ではなかった。彼はアメージングなファイターなんだ」
試合内容は、バーネットの上手さが際立ってました。
バーネットのフリッカー気味のジャブが早くて的確で、ドネアは思うように中に入れてないように見えました。
ドネアの良かったところは、コーナーでコンビネーションをまとめる場面が多くあった事です。
歳は取ってもやはり「フィリピンの閃光」だなと思わされました。
WBSS主催者・プロモーター、ザワーランド氏の予想
「イノウエとロドリゲスの準決勝も名勝負が期待されますが、ドネアとテテとのセミファイナルは誰もが見たいと願う最大の激突になるでしょう。
今や2人の関係はフィフティ・フィフティです。
テテは戦前明確に有利と予想されていますが、きちんと体重を作ったドネアの仕上がりを見れば、五分と五分と呼べます。
この準決勝に関しては、フィリピン、南アフリカ、アメリカの西海岸が候補地に挙がっています。数週間後にアナウンスしますので楽しみにして下さい」
ゾラニ・テテVSノニト・ドネアの試合予想
結論から言うと、テテの判定勝利と予想します!
テテのスピードのあるジャブとフットワークに、全盛期を過ぎたドネアはついていけないと思います。
見どころとしては、
・テテがどれだけ上手いアウトボクシングを見せるか。
・ドネアのコンビネーションがテテに当たるのか。
・バンタム級に体重を落としたドネアが全盛期のような勝負強さを見せるのか。
本当に楽しみなカードです。
早く見たくて今からウズウズしてます。
【追記】ゾラニ・テテが負傷!代役はステフォン・ヤング
ゾラニ・テテとノニト・ドネアの試合は、テテが右肩負傷で欠場する事になり、リザーバーのステフォン・ヤングが代役となりました。